長いものを風呂敷で包む

包むものの形とか大きさによって風呂敷の包み方は違ってきます。
また、持ち運ぶ方法によってもかわります。

自分で好きなように好きなものを包めばいいですが、
やはり基本のやり方というものがあります。

長方形のものを包む場合には、ふたつ包みというやり方が便利に
なります。

長いものだと風呂敷の対角の長さが足りないから無理かも
と思われる方もおられるかもしれません。

しかし大丈夫です。このふたつ包みであれば、もう一方の
対角の長さの余った部分を利用することで、こんなに長い
ものまで、と思えるようなものも簡単に包むことができます。

ふたつ包みのやり方ですが、まず風呂敷の中心部分に包み
たいものを斜めにおきます。

そして、広く余っているほうの角どうしを包みたいものの上で
あわせます。そしてそのまま交差させ90度ひねります。

さらに、残りの短い余ったほうの角を荷物の上にもってきます。
それぞれひねっておいた角と合わせ、真結びしたら出来上がりです。

真結びというのは、風呂敷を使って包む上で最も基本となる
結び方になります。
最も大切なことは、結び目がほどけないようにすることです。

結び目がほどけないようにするためには、真結びをきっちりと
しないといけません。そうすることで中身が落ちないように
長いものも包むことが可能となります。

あくまでこの結び方は基本です。
決してこうでないといけない、というやり方はありません。

この荷物はこんな形だからこんな風に包もう、など自分で
考えられるようになったらいろいろなものを楽しみながら
包むことができます。

 

風呂敷で布団を包む

大きな布団は押し入れに入れても結構かさばるものです。
綺麗に入らなかったり、無理に押し込んで雪崩れてきたり、
何とかしたいものです。

特に季節限定の物は長い間しまうことになるので、押し入れが
ゴチャつきがちです。

市販の圧縮袋や専用カバーも良いですが、思ったより使い勝手が
悪かったり値段が高かったりもします。

意外と使えるのが昔ながらの風呂敷です。
最近はかわいい柄なども多く、若い人にも人気があります。

すでに持っていたり、注目している人も多いでしょう。
大伴サイズを使えば、サイズの大きい物も簡単に包んで収納できます。

大きいサイズ

小さめなら毛布やタオルケットなどの収納にも良いです。
空気を含んでカサが出る羽毛布団も風呂敷でギュっと包めば幅を取りません。

包み方も簡単で大丈夫です。お弁当を包むように、対角線同士を
結べばOKです。使い方が簡単で、すぐに取りだせることもポイントが高いです。

結び目を持つことができるので、出し入れもしやすくなります。
持ち運ぶのにもちょうど良く、引越しの際などにも風呂敷で包むと便利です。

包んだ時のまとまり感がスッキリしているので、押し入れを開けた時の
見た目も綺麗になります。

あまりなじみのない人もいるでしょうが、何かを包んだり収納したり
まとめたりする時にかなり使える存在なのです。

一度使ってみると、昔から長年使われている理由がわかるでしょう。
布団の収納方法に悩んでいる人は、ぜひ風呂敷を使ってみてください。

柄を活かして包むことが大切

風呂敷を使用するのであれば、柄を活かして包むことが大切だと知っておきましょう。
満遍なく同じ模様やイラストが散りばめられているものもあれば、
部分的に違ったデザインになっているものもあります。

特に後者の場合は仕上がりを考えずに包んでしまうと、
その風呂敷のメインとなっているイラストや模様を隠してしまう可能性が高いです。

柄の見せ方を考えて包むようにすれば、メインとなっている部分を隠さずに表に出すことができるようになります。

風呂敷の包み方のポイント

位置を変えたりずらしたりしても、どうしても隠れてしまう部分に
やってきてしまう場合は、包み方をガラリと変えることも検討してみましょう。

風呂敷は様々なやり方で包むことができるので、1つのやり方にこだわる必要はありません。
インターネットや雑誌で見た方法を実践している人も多いはずですが、
他の方法を探したり、自分なりの方法を見つけたりすることもおすすめです。

風呂敷は柄を見せることでその魅力をアピールすることができるので、
様々な包み方を試してみると良いでしょう。

せっかくの素敵なデザインが見えなくなることは
非常に勿体ないことなので、工夫することを
忘れないようにしてください。

見立てという表現方法を知ろう

風呂敷を使用するのであれば、見立てて遊ぶことができることを知っておくと良いでしょう。

日本には伝統的な文化として見立てというものがあります。
これは、何かに見せるという表現方法であり、古くから現在に至るまで
様々な表現が行われてきていることを知っておくと良いです。

風呂敷を活用する場合は、これを着物や動物などに見立てる人が多いと言えます。
結び目の玉を大き目につくることで動物の顔にすることができるはずです。

柄を見立てる

布の端を上に引き上げることで耳に見せることができます。
敢えて中にタオルなどを入れてつくれば、胴体まで作成することができるはずです。

近頃は見立てて遊ぶための風呂敷も販売されており、着物のような形にしたときに
衿になる部分があらかじめ印刷されているようなものもあります。

もちろん、一般的な風呂敷でも見立て遊ぶことができるので、
持っているもので工夫してみることもおすすめです。

感性を活かして様々なものをつくることができれば、
お部屋のインテリアとして飾ることもできます。

持ち運ぶことができないようなものに見立ててつくった場合でも、
可愛らしくインテリアにすることができるので
試してみると良いでしょう。